ストリートフォトはウェブに載せるもんじゃないな。偶発的なイメージの断片ばっかりやから。文章でいうなら小説ではなくてメモや走り書きみたいなもんやん。最近はモノクロネガで撮って暗室でバライタ焼きしてる。
EXP.にて。今週末7日から心斎橋アセンス美術書店5Fにて開幕の81LAB. Magazine 創刊5周年展に向け、展示作品のスポッティングに励むK氏(左)と、木パネル貼り付け作業のM氏。完全に写真部の様相である。
トルコ航空に乗ってバルサの試合を観に行こう!
トルコ航空に乗ってバルサの試合を観に行こう!
こんばんは。明けましておめでとうございます。良い年越しと元旦を迎えられましたか?私は正月を高野山/熊野古道で。ドカ雪でした。是非お連れしたい場所です。京都は寺社仏閣メッカですけどね。京阪神どこでも案内しますよー。
ちょっと休憩させて下さい。
このみちぃーわぁー いつかきたみぃちぃー ああーそぉだよぉぉおー
ジッツォが埋まってしもてます。
横風が凄まじく、5分じっと立っていれば雪だるまになれる。写真を撮る時はレンズをカバーし風上に手をかざしながらレンズに直接吹雪かないように。でもそうすると構図確認出来んのよね、ファインダー前に手がくるから。どうしたもんか…
片側斜面の尾根部では風で雪が盛り上がり雪渓みたいになっていた。雪無しでも幅数メートルの尾根だからおっかなびっくりである。
うっすら段差らしき加減が見えるが雪のせいで数センチズレていることを滑ってケツをしたたか打ちつけてから気付いた。
シュールである。非常にシュールである。
そしていよいよ小辺路へ。誰の足跡もない新雪に踏み込むのは初めてだ。サクサク鳴るパウダースノー。道幅の目測を誤ると滑落するし、三脚担いでいてただでさえバランス悪いのだからはしゃいでいてはいかんのだ。
高野山の一番の人気スポット、大伽藍。さすがに元旦で吹雪だと物好きな写真家以外人っ子一人いない。朱に塗られた建物は雪の白と紅白でめでたい。
奥の院に続く参道には樹齢数世紀くらすかと思われる杉や檜が雄々しく林立している。長谷川等伯の襖絵のような、墨の濃淡だけで再現したいモノトーンの世界。
まずは真言密教総本山で弘法大師空海を祀る奥の院へ。さすがに総本山、徳川家をはじめ諸大名の墓がポツポツと。積雪は60センチ、膝丈くらい。雪と相まったこの雰囲気、身を切る寒さとは別のゾクゾク感がある。日本人の感性は空気を創ると思う。
やっと圏内。2011年元旦はバスの運ちゃんが何十年振りだと言う雪深い高野山から始まった。此処から熊野本宮大社へ続く古の道、小辺路(こへち)を撮り始めてもうすぐ一年。まだなかった雪の写真、しかも元旦に!こいつぁ春から縁起がいいや!
展示用のプリントを批評。こういう場を設けるのもEXP.設立趣旨の一つでした。
EXP.のちゃぶ台はバライタプリントのフラットプレスにもってこいである。
こんなシーンに出くわすと撮らずにはおれんのですよ、えぇ。
写真評論家の竹内万里子さんはドキュメンタリー写真紹介も熱心で、最近ではニューズウィークの写真家ジョナサン・コードヴニクの日本語版写真集の出版に尽力され、学生に企画運営させた「時代の精神展」という展示と本人の講演も実施されました。

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山内浩/Hiroshi Yamauchi

大阪/Osaka, Japan

フリーランスの写真家です。主に欧米メディアと写真専門季刊誌の81LAB. Magazineで発表しています。 Freelance photographer based in Osaka, Japan. Co-publish 81LAB. Magazine, a photography quarterly.

web www.wow-photo.jp

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